ホームページ(Webサイト)制作に使える補助金
「ホームページ制作に使える補助金はありませんか?」とよくご質問をいただきますので、まとめておきます。
ホームページ単体で申請できる国の補助金は、残念ながら現在ありません。ですが、他の経費との組み合わせや、Webサイトの機能により、使える補助金はあります。
それぞれの補助金について、ご紹介いたします。
1 小規模事業者持続化補助金
ホームページ制作は「ウェブサイト関連費」として経費対象となりますが、「ウェブサイト関連費」は補助金交付申請額の1/4(最大50万円)が上限になります。例をあげますと、
①通常枠で申請する場合、最大補助額50万円、補助率2/3です。経費全体が75万円以上であれば補助額50万円となります。このとき「ウェブサイト関連費」として補助されるのは、50万円×1/4の12.5万円までとなります。
②創業枠で申請する場合、最大補助額200万円、補助率2/3です。経費全体が300万円以上であれば補助額200万円となります。このとき「ウェブサイト関連費」として補助されるのは、200万円×1/4=50万円までとなります。
ウェブサイト関連費では、ホームページ制作だけでなく、動画制作やインターネット広告、SEO対策やSNSに係る経費なども対象となります。
採択率:60%前後(回により異なります)
2 IT導入補助金
ECサイトはIT導入補助金の経費対象です。
また、会計・受発注・決済・EC機能を持つWebサイトも対象になります。
それ以外のホームページ制作は対象外です。
IT導入補助金を活用するためには、
IT導入補助支援事業者が登録しているITツールを発注する必要がありますのでご注意ください。
(当社はIT導入補助支援事業者です)
採択率:50~80%台(回・枠により異なります)
【公式サイト】IT導入補助金2023
3 事業再構築補助金
思い切った事業再構築のための、設備投資を目的とした補助金です。
システム構築を伴うWebサイトやECサイト構築はシステム構築費として対象になりますが、
広告宣伝費としてのホームページ制作単体ですと対象外です。
採択率:30~40%台(回・枠により異なります)
【公式サイト】事業再構築補助金
4 ものづくり補助金
革新的な製品・サービス開発又は生産プロセス・サービス提供方法の改善に必要な設備・システム投資を目的とする補助金です。
ECサイトの構築や、システム構築を伴うWebサイトであれば申請は可能です。(「革新性」は必要)
こちらも広告宣伝としてのホームページ制作単体ですと対象外です。
(また広告宣伝費自体、一部の申請枠・類型のみが対象となっています)
採択率:30~60%台(回・枠により異なります)
【公式サイト】ものづくり補助金
5 自治体(都道府県や市町村)の補助金
自治体の補助金の中には、ホームページ制作単体で使える補助金もあります。
登記している自治体のホームページなどをチェックしてみてください。要件など、詳しくは各自治体へお問い合わせください。
東京都
- 中央区「中小企業ホームページ作成費補助金」
- 葛飾区「ホームページ作成費補助」
- 杉並区「創業スタートアップ助成事業」
- 中野区「商店街チャレンジ戦略支援事業」※多言語対応ホームページの作成
- 八王子市「経営力強化補助金(販路拡大事業)」
- 府中市「小規模事業者販路開拓等補助金」
国や自治体の支援情報はJ-Net21でご確認いただけます。
早めのご相談&計画がカギです
事業計画書の作成や申請書類の準備、さらに採択結果を待つ期間…と、補助金を活用してホームページを作成する場合、完成までに長い期間がかかります。
計画的に進める必要がありますので、なるべく早めにご相談くださいね^^