放置したホームページのセキュリティリスクと今日からできる対策
府中市・調布市・町田市など、多摩地区の事業者のみなさま。数年前に作ったホームページを、そのままにしていませんか?
「会社の名刺代わりだから、更新しなくても困らない」と思われがちですが、手を入れずに放置されたホームページは、気づかないうちにトラブルの原因になることがあります。この記事では、古いホームページで起こりうることと、今日からできる確認、専門家に任せる場合の選択肢を、専門用語をできるだけ使わずにご紹介します。
放置されたホームページで起こりうること
ホームページは「作ったら終わり」ではなく、裏側の仕組みが古くなっていきます。そのまま使い続けると、次のようなことが起こる場合があります。
- ページの改ざん:知らないうちに内容を書き換えられたり、怪しいサイトへ誘導するリンクを埋め込まれたりする
- 迷惑メールなどに悪用される:自社のサーバーが、他人への迷惑メール送信などに使われてしまう
- 「保護されていない通信」と表示される:https化(SSL)がされていないと、ブラウザに警告が表示され、訪問者に不安を与える
- 表示の崩れや機能の停止:サーバー側の仕組みが更新されたことで、ページやお問い合わせフォームが正しく動かなくなる
- 信頼やお問い合わせの機会を失う:古い情報のまま、スマホで見づらいままのサイトは、それだけで機会損失につながる
被害に気づくのは、取引先やお客様から「ホームページがおかしい」と連絡を受けてから、ということも少なくありません。
なぜ古いホームページは狙われやすいのか
多くのホームページは、WordPress(ワードプレス)などのシステムや、その機能を広げる「プラグイン」、サーバー上で動くPHP(サイトを動かす仕組みの一つ)といった部品で作られています。
これらの部品は、弱点(脆弱性)が見つかるたびに修正版が公開されます。スマートフォンのアップデートと同じで、更新しないまま使い続けると、すでに知られている弱点が残ったままになります。
攻撃の多くは、特定の会社を狙ったものではなく、プログラムで弱点のあるサイトを自動的に探して行われています。そのため「うちは小さな会社だから狙われない」とは言い切れません。
こんなホームページは要注意
次のうち、当てはまるものはありませんか?
- 5年以上前に作ってから、ほとんど手を入れていない
- 管理画面に何年もログインしていない
- ログインIDやパスワードが分からない
- 制作した会社や担当者と連絡が取れない
- URLが「http://」で始まっている(https化されていない)
- スマホで見ると文字が小さく、見づらい
- お問い合わせフォームが正しく届いているか、しばらく確認していない
ひとつでも当てはまる場合は、一度点検されることをおすすめします。
今日からできる3つの確認
- URLを確認する:自社のホームページを開き、アドレスが「https://」で始まっているか、ブラウザに警告が出ていないかを確認します。
- ログインできるか確認する:管理画面のログイン情報が手元にあるか、実際にログインできるかを確認します。分からない場合は、まず制作会社やサーバーの契約情報を探してみてください。
- 更新の通知を確認する:WordPressの場合、管理画面に「更新があります」といった表示が出ていないかを見てみましょう。ただし、むやみに一括更新すると表示が崩れることもあるため、心配な場合は専門家にご相談ください。
専門家に任せる場合の選択肢
ご自身での対応が難しい場合は、状況に合わせて次のような方法があります。
1. 点検・診断
システムやプラグイン、PHPのバージョン、https化の状態などを確認し、今のリスクと必要な対応を整理します。まずは現状を知りたい、という方に向いています。
2. 保守契約
アップデートやバックアップ、脆弱性情報への対応などを継続的に行います。万一のときに元に戻せる備えをしておくことも大切です。セキュリティに「完全」はありませんが、日頃の手入れでリスクを減らすことができます。
3. リニューアル
仕組みが古すぎて更新が難しい場合や、スマホ対応・情報の見直しも合わせて行いたい場合は、作り直しが近道になることもあります。内容によっては、補助金を活用できる場合があります。
オフィスレゾネイトのサポート
当社では、Webサイトの制作だけでなく、公開後のアップデートやバックアップ、脆弱性情報への対応など、保守契約による継続的なサポートを行っています。最近公表されたPHPの脆弱性についても、保守契約をいただいているホームページはすべて対応を完了しました(お知らせはこちら)。
他社が制作したホームページの点検やご相談も承っています。中小企業診断士が経営の視点から、保守・リニューアル・補助金の活用まで、貴社に合った方法をご提案します。
まとめ
ホームページは、会社の顔であり、24時間働く営業担当でもあります。放置したままにせず、まずは「今どんな状態か」を知ることから始めてみませんか。
多摩地区を中心に、オンラインで全国の事業者様にも対応しています。古いホームページのことで気になる点があれば、お気軽にご相談ください。


